3. ダッシュボード管理

3.4. Moodleのカレンダーを他のサイトやアプリで利用したい

Moodleのカレンダーには各コースの課題の提出期限や小テストの受験期限などが記載されています。これをGoogleやOutlook等のカレンダーサイトや、各種のカレンダーアプリに取り込むことにより、ふだんメインで使っているカレンダーでスケジュール管理することができます。Moodleの自分のカレンダーのURLを取得して、そのURLをサービスやアプリに登録することにより、定期的に最新のカレンダーの内容が反映されます。

カレンダーURLの取得
  1. ダッシュボードのカレンダー(またはコース内のカレンダー)の「年月」部分をクリックしてカレンダーを開く。
  2. 「カレンダーをエクスポートする」をクリック。
  3. 「すべてのイベント」と「カスタム範囲」をクリックしてチェックを入れる。
    • 必要により他も選択できます。対象のイベントのみエクスポート先に反映され、新たに対象外になると削除されます。
    • 「カスタム範囲」は岡山大学Moodleでは −5日〜+365日 の範囲に設定しています。
  4. 「カレンダーURLを取得する」をクリック。
  5. 「カレンダーURL:」に続く文字列(「https」から始まる部分。長いので複数行に跨っているかもしれません)を選択してコピー。
    • このURLを知っていると認証なしにカレンダーを参照できるので、取り扱いには注意してください。
カレンダーURLの登録
Google
  1. ブラウザでGoogleカレンダーを開く。(モバイルアプリでは登録できません)
  2. 左サイドバーの「他のカレンダー」の右にある「+」(他のカレンダーを追加)をクリック。
  3. メニューから「URLで追加」を選択。
  4. 「カレンダーのURL」の部分に上記でコピーしたURLをペースト。
  5. 「カレンダーを追加」をクリック。(「一般公開」は不要。公開する場合は適切かよく検討してください)
  6. カレンダー名や表示色を適宜設定。
  • Googleは公式には最大12時間遅れで反映されるとしています(It might take up to 12 hours for changes to show in your Google Calendar.)。ただし、実際のアクセス履歴の間隔は12〜28時間くらいで変動しているようです(2022年12月時点)。
  • GoogleカレンダーではMoodle側のイベントのコース名を表示できないようです。
Outlook.com
  1. ブラウザでOutlook.comカレンダーを開く。
  2. 左サイドバーの「予定表を追加」(Add calendar)をクリック。
  3. ダイアログの左サイドバーにある「Webから定期受信」(Subscribe from Web)をクリック。
  4. URL欄に上記でコピーしたURLをペースト。
  5. 「インポート」(Import)をクリック。
  6. カレンダー名や表示色を適宜設定。
  • Outlook.comは6〜7時間ごとに同期処理を行っているようです(2022年12月時点)。
  • Outlook.comカレンダーではMoodle側のイベントのコース名を表示できないようです。
Thunderbird
  1. Thunderbirdでカレンダータブを開く。
  2. 左サイドバーの「カレンダー」の脇の「+」(新しいカレンダー…)をクリック。
  3. ダイアログで「ネットワークのサーバーに保存する」を選択し、「次へ」をクリック。
  4. 「この場所はログイン情報を必要としません」にチェックを入れ、「場所」に上記でコピーしたURLをペースト。
  5. 「カレンダーを検索」をクリック。
  6. 「購読」をクリック。
  7. カレンダー名や表示色を適宜設定(カレンダー名を右クリックしてプロパティを開く。「購読」前に「プロパティ」ボタンでも可)。
  • Thunderbirdはデフォルトでは30分ごとに同期処理を行います。プロパティにより更新間隔を変更できます。
  • Thunderbirdカレンダーではイベントを右クリックして「開く」を選択すると、「カテゴリー」欄にコース名が表示されます。