岡山大学Moodle FAQ
基本的な事項、よくいただく質問などをまとめています。目次にひととおりお目通しください。
8. リソース型モジュールの利用
8.5. URLモジュールで動画共有URLを設定すると再生されない
MoodleのURLモジュールで、「表示」設定を「自動」とすると、URLを解析して最適であろう表示方法が選択されます。
URLが .mp4 等の動画ファイルや .mp3 等の音声ファイルを指していると判断された場合、「埋め込み」型プレーヤを使用する表示方法が選択されますが、リンク先がファイルそのものではなくファイルプレビューページを開く場合には、動画ファイルや音声ファイルそのものとして扱えないため正常に再生することができません。
Moodle側での対策
URLモジュールの「設定を編集する」により「アピアランス」セクションの「表示」を「オープン」または「ポップアップ」にすることでMoodleの自動判定をキャンセルできます。この設定によりMoodle画面内のプレーヤではなく動画サイトのストリーミングページが開いて再生できるようになります。
一部のファイル共有サイトでは動画をストリーミング再生できる時間に制限があるので注意してください(Dropboxで共有した動画の再生が途中までしかできない)。
動画ファイルそのもののURLの取得
Dropbox
Dropbox内の動画で「共有」→「リンクをコピー」により作成したURL "https://.../...mp4?dl=0" は、プレビューページのURLですが、Moodleの「自動」表示設定では動画ファイルと認識されてしまうため正しく再生されません。
動画ファイルそのものを表すには、URL末尾の "?dl=0" を "?raw=1" に変更するか、"?dl=0" を削除し www.dropbox.com を dl.dropboxusercontent.com に変更してください。ただしいずれも、共有の設定によりダウンロードを禁止している場合は再生できません。
SharePoint (Stream (on SharePoint))
SharePointの動画は種々のURLによりアクセスできます。SharePoint内の動画で「共有」→「共有」→「リンクを知っている岡山大学のユーザが編集できます」を「既存アクセス権をもつユーザ」に変更して「適用」→「コピー」により作成したURL "https://.../...mp4?...&web=1&..." は、Stream (on SharePoint) にリダイレクトされるURLですが、Moodleの「自動」表示設定では動画ファイルと認識されてしまうため正しく再生されません。
また、「共有ファイルのURLを得たい」により「web=1」を付加して生成したURLも同様です。
動画ファイルそのものを表すには、これらのURL末尾の「?」以降を削除してください。ただし、共有の設定により対象者のダウンロードを禁止している場合は再生できません。