9. 「課題」の利用

9.5. 課題の提出通知を特定の教師に限定したい

「課題」の設定で「通知」→「評定者に提出を通知する」をYesにしておくと、学生が課題に提出したときに、通常は「教師」全員(正確には mod/assign:receivegradernotifications パーミッションをもつユーザ)に通知されます。しかし、オムニバス的な授業で課題ごとに担当教員が異なる場合でも、すべての教員に通知されることになり不便な場合があります。

これを避けたい場合、次のように「分離グループ」と「グルーピング」の機能を活用することで、特定の「教師」のみに提出通知を行うことができます。

  • 課題「課題A」に対して、グループ「グループA」(名前は任意)とグルーピング「グルーピングA」(名前は任意)を作成する。
  • 「グループA」に「課題A」担当の「教師」と提出する可能性のある「学生」全員を所属させる。
  • 「グルーピングA」に「グループA」のみを含める。
  • 「課題A」の「モジュール共通設定」で「グループモード」を「分離グループ」に設定し、「グルーピング」を「グルーピングA」に設定する。

担当以外の「教師」がその提出物を参照するのが好ましくない場合は、「マネージャ」以上の権限で、教師に対して課題の「moodle/site:accessallgroups」パーミッションを削除しておいてください。ただし、課題の設定編集権限があれば「分離グループ」設定を解除できてしまい、提出物を閲覧可能です。厳密なアクセス制限が可能かどうかは検討しておりませんが、各種のパーミッションを適切に設定し、十分な動作検証が必要と思われます 。