13. 「ワークショップ」の利用

13.3. ワークショップの評価対象者・評価者を匿名にしたい

評価対象者名を匿名にする

デフォルトでは学生に割り当てられた提出物の作成者名(評価対象者名)が表示されます。

学生に評価対象者名を伏せて匿名にしたい場合は、次の手順で設定してください。

  1. ワークショップページ上部の「さらに」→「パーミッション」。
    • コースに複数のワークショップがあり、すべてに適用したい場合は、コースページ上部の「参加者」→「登録済みユーザ」ドロップダウンメニュー→「パーミッション」。
  2. フィルタに「mod/workshop:viewauthornames」と入力(「viewauthor」だけでも可)。
  3. 「作成者名を表示する」の行の「パーミッションをもつロール」欄に「学生」が含まれていることを確認。
    • 匿名かどうかを確認するだけであれば、ここで終了です。
  4. 「学生」の右にあるごみ箱(削除)アイコンをクリック。
評価者名を匿名にする

デフォルトでは学生には自分の提出物に対する評価者名は表示されませんので、そのまま利用してください。

逆に、学生に評価者名を開示したい場合は、次の手順で設定してください。

  1. ワークショップページ上部の「さらに」→「パーミッション」。
    • コースに複数のワークショップがあり、すべてに適用したい場合は、コースページ上部の「参加者」→「登録済みユーザ」ドロップダウンメニュー→「パーミッション」。
  2. フィルタに「mod/workshop:viewreviewernames」と入力(「viewreviewer」だけでも可)。
  3. 「評価者名を表示する」の行の「パーミッションをもつロール」欄に「学生」が含まれていないことを確認。
    • 匿名かどうかを確認するだけであれば、ここで終了です。
  4. この欄にある「+」(追加)アイコンをクリック。
    • 「禁止」欄の「+」と混同しやすいので注意してください。
  5. ロールの選択肢が出るので「学生」をクリック。
注意

匿名に設定することにより、Moodleは評価対象者および評価者の氏名を表示しませんが、提出物とコメントやフィードバックにそれらを類推させる文言が含まれないように、学生に注意を与える必要があります。特に以下の箇所に注意してください。

  • 提出タイトルに学生番号・氏名等を記入しない。
  • 本文に学生番号・氏名等を記入しない。
  • 提出物やフィードバックとしてファイルを添付する場合は、そのファイル名に学生番号・氏名等を含めない。さらに、ファイル本体に作者情報が含まれないように対策する。
    • WordやPDF等のファイル本体から作者情報を完全に削除することは容易でないことがあるので、ファイルを添付しない設定とすることを検討してください。