7. コース内コンテンツの利用

7.16. コースの受講証明書を発行したい

従来からある「Certificate」モジュールに加えて、新たに「カスタム証明書」モジュールを導入しました。「Certificate」は長年更新されておらず機能も低いので、今後は同一開発者による「カスタム証明書」の利用をお勧めします。

「カスタム証明書」モジュールの追加と設定

コースを編集モードにし、「活動またはリソースを追加する」のメニューより「カスタム証明書」を選択します。

基本的には「名称」のみを設定すれば問題ありません。学生にわかりやすい名称をつけ、必要に応じて「説明」を用意してコースに表示するようにしてください。

証明書が発行可能になったら、当該学生、コースの教師、および第三者にメールで証明書を送信する設定が可能です。下記注意をご覧ください。

「誰でも証明書を確認できる」をYesにすると、Moodleのアカウントをもたない第三者でも証明書のコードを入力することにより、その証明書が本当に発行されたかどうか、発行対象者名、コース名等を確認することができます。

「コース要求時間」は、コースに指定した時間(分)以上滞在しないと、証明書が発行されないようにする制限ですが、単純にログから積算しているだけですので不正確である可能性があります。

発行される証明書のPDFに付与する保護設定も選択可能です。

証明書を発行する条件は、「利用制限」内の「アクセス制限」で定義します。特定の活動の完了、活動の評点、全体の評点、などの組み合わせが条件として利用できます。

注意

証明書は、学生がこのモジュールを開いて「証明書を表示する」ボタンをクリックすれば、無条件で発行されます。または、メールでの通知を一つでも有効に設定していれば、アクセス可能な学生全員に無条件で即座に発行されます。

一度発行された証明書を削除することもできますが、混乱を招く可能性がありますので、証明書の発行条件の設定とデザインの編集がすべて完了するまで、「コースページで秘匿する」とし、さらにメール通知設定をすべて無効としておくことを強くお勧めします。

証明書デザインの編集

証明書のデザインは「カスタム証明書を編集する」タブにより行います。何も編集しなかった場合、白紙のPDFが発行されてしまいます。

既存のテンプレートを修正して利用したい場合は、下部の「テンプレートを読み込む」欄で選択して読み込んでください。署名画像などの要素は必要に応じて適宜修正してください。

[TODO: 新規デザインの編集手順]

証明書発行確認

コースの教師は、カスタム証明書のページを開けば、発行済み証明書の一覧を確認し、必要ならダウンロードすることができます(全PDFの一括ダウンロードは非常に時間がかかる場合があるのでご注意ください)。証明書コードから発行確認したい場合は、「証明書を確認する」タブを開いてコードを入力してください。

カスタム証明書の設定で「誰でも証明書を確認できる」をYesにしている場合は、未ログインのユーザや第三者でも、証明書確認ページ「https://moodle.el.okayama-u.ac.jp/mod/customcert/verify_certificate.php」に証明書コードを入力することで、どのコースの証明書が誰に実際に発行されたかを確認することができます。「https://moodle.el.okayama-u.ac.jp/mod/customcert/verify_certificate.php?code=証明書コード」というURLを利用すれば、入力も不要です。

参考