岡山大学Moodle FAQ
基本的な事項、よくいただく質問などをまとめています。目次にひととおりお目通しください。
13. 「ワークショップ」の利用
13.1. ピアレビューの効果を知りたい
大学の授業にピアレビューを取り入れると次のような効果があります。
- 学習の深化: 学生が他者の作品を評価することで、自分の理解を深めることができます。評価基準を理解し、それを他者の作品に適用する過程で、自分の学びを再確認することができます。
- フィードバックの多様性: 教員からのフィードバックだけでなく、同級生からのフィードバックも受けることで、多角的な視点からの意見を得ることができます。
- 自己評価力の向上: 他者の作品を評価することで、自分の作品に対する評価基準を明確にし、自己評価力を高めることができます。
他方で、ピアレビューを導入する場合は、次のような点に注意する必要があります。
- 評価の信頼性: 学生同士の評価が必ずしも公平でない場合があります。評価基準が明確でないと、評価のばらつきが生じる可能性があります。
- フィードバックの質: 学生が適切なフィードバックを提供できない場合、評価が表面的になり、改善につながらないことがあります。
- 時間と労力: ピアレビューのプロセスは時間と労力を要するため、授業の進行に影響を与える可能性があります。
より効果的に導入するために次のような工夫を取り入れてください。
- 評価基準の明確化: ルーブリックなどを用いて、評価基準を明確に示すことが重要です。
- 練習の機会提供: ピアレビューの練習を行い、学生が適切なフィードバックを提供できるようにすることが必要です。
(生成AI利用、一部修正)