5. Microsoft 365グループ

5.4. 授業科目等に対応したグループ/チームを使いたい

クイックスタートガイド
クラスチームの作成
  1. Moodleのコース(授業ページ)に入り、ページ上部の「設定」をクリック。
  2. 設定編集ページ下部の「Microsoft 365 同期」セクションを探し、その中の「同期開始」を「Yes」に設定して、「保存して表示する」をクリック。
  3. 10分〜1時間程度後に、コース名と同名(通常の授業科目なら "[2023...." というチーム名)のチームがTeamsに作成される。
  4. チーム画面上部の「有効にする」ボタンにより有効にすると学生がチームを利用可能。
同期の開始

任意のMoodleコース(前年度およびそれより前のコースカテゴリ内を除く)をMicrosoft 365グループ(チーム)に同期させることができます。デフォルトで同期はオフで、コースのオプション設定で選択することにより同期をオンにできます。

Moodleのコース(授業ページ)に入り、ページ上部の「設定」をクリックして設定編集ページを開くと、下部に「Microsoft 365 同期」というセクションがあります。ここで「同期開始」をYesに設定して保存すると、Microsoft 365にグループ/チームが作成され、以降メンバー等が同期されます。学生に対するコースの表示・非表示の設定には影響されませんので、コースが不要でグループ(チーム)のみが必要な場合は、コースを非表示としておいてもかまいません。

注意: 前年度以前のコースカテゴリ内のコースは同期の対象となりません。年度が変わっても引き続き同期が必要な場合は、コースカテゴリを「学内活動」か「その他」あるいはそれらのサブカテゴリのいずれかに移動してください。

グループのタイプとして、現在は、Teamsのチーム(クラス、PLC、その他)のみ作成できます。非常にまれですが、Microsoft側のエラー等により、指定したのと異なるタイプのチームが作成される場合があります。その場合はお手数ですが、一度チームを削除して再作成してください。

注意: クラス型のチームを作成した場合は、チーム画面上部で「有効にする」をしないと一般メンバー(学生)はチームができたことを認識できませんので、ご注意ください。チームを有効にしない場合もチーム以外のMicrosoft 365のグループメンバーとしては活動できます。

同期される情報
Moodleコースと常に同期されるもの
  • 名前: Moodleコースのコース名(日本語表示時のもの)
  • 所有者: Moodleコースのマネージャ、教師、教師-非表示、編集権限のない教師のいずれかの権限をもつアクティブな参加者
    • グループ(チーム)の所有者となれるのはMicrosoftの制限により100人までです。超えた場合、システムIDの辞書順で上位100人のみが所有者となります。
    • 教師、教師-非表示、編集権限のない教師については、オプションにより所有者権限の付与を停止できます。
  • メンバー: Moodleコースのアクティブな参加者のうち上記以外

上記の情報はMicrosoft 365グループ(チーム)側で変更しても、いずれかのタイミングで強制的に元に戻されます。これらを変更したい場合は必ずMoodle側で変更してください。

作成時のみ反映されるもの
  • 説明: Moodleコースのコース名(日本語表示時のもの)

グループ(チーム)を作成した後は同期されませんので、グループ(チーム)側で自由に変更可能です。

同期のタイミング

同期のタイミング・頻度等は利用状況に応じて随時見直す予定です。現時点の設定では5分おきに同期の必要なコースを調べて同期処理を開始しますが、多数のコース作成やメンバー追加が必要で時間がかかった場合は、次の同期処理の開始が遅れます。

2022年6月現在、同期開始の設定を保存してから、10分程度以内にはチームの作成が完了しているようです。しかし、学期始めなどは最大で1時間〜数時間程度の遅延を見込んでいただくと安全です。長時間たっても作成・同期されない場合は、何らかのトラブルの可能性がありますのでご連絡ください。

注意: チームが作成されても、他のサービスでグループとして利用できるようになるまで、10分〜1時間程度のラグがあることもあります。

グループタイプの変更

グループタイプの設定はグループ(チーム)作成時にのみ使用し、それ以降は変更できません。設定を変更して保存はできますが無視されます。もしグループタイプを変更したい場合は、いったん既存のMicrosoft 365グループ(チーム)を削除してください。また下記「グループ/チーム削除後の再作成」も参照してください。

グループ/チーム削除後の再作成

同期が有効であればグループ(チーム)を削除しても再度作成されますが、内部でキャッシュデータを最大24時間有効としているので削除されたことを検出できるのがその後となります。再作成を早めるには、同期をいったん停止したあと、しばらく(次の同期処理が開始するまで。通常5〜10分程度)待ってから、同期を開始してください。

同期の停止

上述の「同期開始」をNoにすると、同期は停止しますが、グループ(チーム)は削除はされません。そのまま使い続けても問題ありません。グループ(チーム)名やメンバーを変更しても元に戻されることはなくなります。その後「同期開始」をYesにすると、しらばく後に元に戻ります。

Moodleの授業年度カテゴリ内のコースについては、「同期開始」をYesとしていてもその年度末にMicrosoft 365との同期を停止します。もし年度を超えて同期を継続したい場合は、コースのカテゴリをトップの「学内活動」または「その他」内に移動させておいてください。