岡山大学Moodle FAQ
基本的な事項、よくいただく質問などをまとめています。目次にひととおりお目通しください。
9. 「課題」の利用
9.10. 課題のフィードバックファイルを一括アップロードしたい
Moodleの課題の設定において、フィードバックタイプで「フィードバックファイル」をオンにしておくと、個別にフィードバックとして返却したいファイルを用意してZIPにまとめ、一括アップロードすることができます。
返却用ファイルの用意
提出されたファイルにフィードバックコメントを記入して返却する場合
- 提出物を一括ダウンロードします。
- ダウンロード方法は「課題の提出物を一括ダウンロードしたい」を参照してください。
- ダウンロードしたZIPファイルを展開し、各提出ファイルを対応するアプリによって編集して、フィードバックコメントを記入します。
- 返却する必要のないファイルは削除しておきます。
ファイル提出のない課題でファイルを返却する場合
オフライン(ペーパー)での試験結果や健康診断等の個別の結果を、それぞれのユーザに配布したい場合、次の手順により、ファイル提出なしの課題を作成して、フィードバックファイルとして返却することが可能です。
- 課題を作成し次のように設定します。
- 提出タイプ: すべてオフ。
- フィードバックタイプ: 「フィードバックファイル」をオン、「オフライン評定ワークシート」をオン。
- 課題内で、評定ワークシートをダウンロードしておきます。
- PCに返却対象のユーザごとに返却するファイルを「任意_参加者ID_assignsubmission_file_ファイル名」というファイル名で用意します。または、「任意_参加者ID_assignsubmission_file_」というフォルダを個別に作成し、この中に返却したいファイルを格納します。
- 「任意」は、空でもいいし、人間による区別をしやすくするために学生番号や氏名を含めてもかまいません。
- 「参加者ID」は、ダウンロードした評定ワークシート内のID欄の数字です。
- 多数のファイル名・フォルダ名の作成や、個別のファイルの格納を手動で実施するのは手間がかかりますが、プログラミングの経験が少しあればスクリプトを利用して自動化することも可能です。
返却ファイルのアップロード
- 用意した返却ファイルを含むフォルダをZIPにまとめます。以下の点に注意してZIPを作成してください。
- ダウンロードして展開したファイル名またはフォルダ名のうち、「_参加者ID_assignsubmission_file_」の部分を変更してはいけません。
- ダウンロードしたのと異なる課題にアップロードすると、「参加者ID」から対応する学生が識別できないため、処理されません。
- オンラインテキストをダウンロードして、「file」ではなく「onlinetext」となっている場合は、「file」に変更してください。
- 学生番号・氏名の部分は変更しても無視されますが、「_」を含めてはいけません。
- フォルダ名・ファイル名に、ASCII以外の文字(漢字・かな・全角記号等)を含む場合は、UTF-8エンコードされたZIPファイルを作成する必要があります。
- MacやLinuxを使用している場合は気にする必要はありません。
- Windowsの場合は、標準の方法でZIPを作成すると、ローカルコードページ(日本語版ではほぼShift_JIS)でエンコードされます。MoodleがこれをUTF-8とみなしてデコードするといわゆる文字化けが発生するだけでなく、存在しないはずの「_」が含まれて正しく扱えなくなることがあります。「WindowsでUTF-8エンコードされたZIPファイルを作成したい」を参照してください。または、ファイル名から氏名の部分を除去すれば、文字化けは発生しますがアップロード自体は成功するはずです。
- ダウンロードして展開したファイル名またはフォルダ名のうち、「_参加者ID_assignsubmission_file_」の部分を変更してはいけません。
- 「評定操作」メニューより「複数フィードバックファイルをZIPでアップロードする」を選んでアップロードしてください。