7. コース内コンテンツの利用

7.13. 学生による学修の進捗を確認したい

モジュール単位で学修の進捗状況を把握するには、「完了トラッキング」を使用するのが最も手軽です。

完了トラッキングの有効化

2021年3月以降に新規作成されたコースは、すべてデフォルトで完了トラッキングが有効になっています。

それより前のコースなど、無効になっている場合は、コースページ上部の「設定」により設定編集ページを開き、「完了トラッキング」をYesにすると有効化されます。

コースの完了トラッキングが有効の場合、さらにモジュール単位で完了トラッキングの使用・不使用を選択できます。新規作成されたモジュールはデフォルトで完了トラッキングを使用します。

完了マーク

完了トラッキングを使用しているモジュールは、そのモジュールの「完了マーク」を学生の手動または条件による自動でつけることができるようになります。デフォルトは手動です。

自動でマークする条件はモジュールごとに次のようなものがあります。

  • テキストおよびメディア領域(旧「ラベル」): 手動のみ
  • その他のリソースと活動: 閲覧
  • 課題: 提出完了, 評定完了
  • 小テスト: 評定完了, 合格点取得
  • フィードバック: 提出完了
  • アンケート: 提出完了(閲覧は条件にできない)

完了マークをつける条件は、各モジュールの設定編集ページにある「活動完了」のセクション内で設定してください。

コース進捗の把握
教員による把握

学生がどの程度各モジュールを完了しているかは、コースページ上部の「レポート」→「活動完了」により一覧で表示され、また完了日時を含めたデータがダウンロードが可能です。各モジュールの完了・未完了は、他のモジュールの利用制限の条件の一つとしても利用できるので、学生の進捗に合わせたコースモジュールの提示も可能になります。

学生による把握

学生は、コースの進捗(完了の割合)をマイコースやダッシュボードにある「コース概要」(Course overview)ブロックで確認することができます。完了割合は、<完了したモジュール数> / <トラッキング対象のモジュール数> で計算されます。モジュールが非表示であったり利用制限されていてアクセスできない場合もトラッキング対象です。完了割合を上げていくことが学生のモチベーションの一つにもなりますので、コース全体が終了しても表示予定のないモジュールはトラッキングの対象外とすることをお勧めします。なお、「コースの完了を確認できるようにしたい」で説明しているように、コース完了後は未完了のモジュールがあっても完了割合は100%となります。

期待される完了日

モジュールの設定編集で「期待される完了日」を設定すると、学生のダッシュボードの「タイムライン」ブロックに、その日が近いのか過ぎているのかなどが表示されます。また、教師の「活動完了」一覧にもそのモジュール欄に色付けされ、期待よりも遅れている学生を識別しやすくなります。

活動完了の利用

モジュールの活動完了は、他モジュールの利用制限条件として使用することができます。

また、「コース完了」の条件としても使用できます。「コースの完了を確認できるようにしたい」をご参照ください。

解説動画