5. コース参加者管理

5.3. 学生をグループ分けしたい

グループ

コースにはグループを任意の個数作成することができ、学生(および教師)を任意の個数のグループに参加させることができます。グループは、次のような様々な用途に用いることができます。

  • 各活動の利用制限として、特定のグループに参加していることを利用可否の条件にできます。
  • 課題、小テスト等で、グループオーバライドにより、グループごとに期限等を変更することができます。
  • 課題のグループ提出が可能で、グループ内の任意の1名が提出し、それに対する評点が全メンバーにつきます。
  • メッセージ機能によりグループ内リアルタイムチャットが可能です。
  • 各活動の分離グループ機能により、他グループの活動内容(投稿など)を不可視にできます。
グルーピング

「グルービング」はグループ群に名前をつけたものです。一つの用途は、大きなグループをさらに小さく分けたいという場合の階層化に使うことができます(2階層のみ)。もう一つの用途は、例えば授業の各回でグループ分けを変えたい場合に、1回目で使うグループ群、2回目で使うグループ群などを分けて定義できます。

活動等の「モジュール共通設定」→「グループモード」を、「分離グループ」か「可視グループ」に設定すると、その活動で使用するグルーピングの指定も可能になります。

グループの手動作成

グループの作成とメンバーの追加をする場合は次のように操作してください。(既存グループにメンバーを追加する場合は、2と3をスキップ)

  1. コースページ上部の「参加者」→「登録済みユーザ」ドロップダウンメニュー→「グループ」を選択。
  2. 「グループを作成する」をクリック。
  3. グループ名を入力して「変更を保存する」。
  4. 左側のグループ一覧からメンバーを追加したいグループをクリックして選択。
  5. 右側のメンバー一覧下部の「ユーザを追加/削除する」をクリック。
  6. 右側で追加したいメンバーを検索して選択し、「追加」をクリック。(必要に応じて繰り返す)(メンバー削除も同様に可能)
  7. 「グループにもどる」をクリック。

グループ管理ページでは、「グループ設定を編集する」によりグループ名の変更等ができ、「選択したグループを削除する」により削除できます。

グループの一括自動作成

複数のグループを一括作成し、それらに学生を番号順またはランダムに登録することができます。

  1. コースページ上部の「参加者」→「登録済みユーザ」ドロップダウンメニュー→「グループ」を選択。
  2. 「グループを自動作成する」をクリック。
  3. グループ数またはメンバー数を決めて設定。
    • グループ数を与えると、メンバー数がなるべく均等になるように割り当てられる。
    • メンバー数を与えて「最後の小グループを抑制する」がオフのままだと、端数が出たときに1人だけのグループなどが作成されるおそれがある。「最後の小グループを抑制する」をオンにすると、与えたメンバー数を超過するグループを作成して、小グループが作成されないようになる。
  4. メンバーの割り当て方を「ランダム」「学生番号順」などから選ぶ。
  5. 「グルーピング」に割り当てるかどうかを指定。デフォルトの「新しいグルーピング」の場合は、グルーピング名が必須。
  6. 「送信」をクリック。
    • 「送信」前に「プレビュー」することにより、作成予定のグループ名とメンバー割り当てを事前に把握可能。

作成したグループの削除は容易ですので、種々の設定でどのように作成されるかお試しください。

ユーザ属性によるグループ分け

(TODO: ここには「参加者」→「Auto Groups」による、ユーザ属性による自動グループ分けについて記述する予定です)

コースメタリンクで登録する学生の元コースごとのグループ分け

コースメタリンクの新規設定時に、「リンクしたユーザを追加するグループ」に「新しいグループを作成する」を指定します。

ファイルによる一括グループ分け

グループ分けがMoodle外であらかじめ任意に決められており、Moodle内のグループに学生を所属させたい場合、対応づけを定義したファイルを用意しておくと次のように一括登録をすることができます。

  1. あらかじめ、学生と対応するグループの一覧を次のようなCSVファイルとして用意。
    • number,group
      1234567,group1
      01234568,group2
      23456789,group1 ...
    • CSVの各行のカラム数は2。
    • 先頭行はカラム名。カラム名は何でもよい。
    • 第1カラムの内容は、学生番号、教職員個人番号、ユーザ名(岡大IDの場合はシステムID)、メールアドレスのいずれか。
      • ファイル全体でどれを使うかは一つに固定。
      • 学生番号と教職員個人番号の先頭の0はなくてもよい。
    • 第2カラムはグループ名。日本語等を含む場合はファイルをUTF-8エンコードすること。
    • 登録者本人はリストに含めない。下のオプション設定によっては自身の教師権限を失う。
  2. コースページ上部の「参加者」→「登録済みユーザ」ドロップダウンメニュー→「バルク登録」を選択。
  3. 用意したCSVファイルをアップロードする。
  4. 「手動登録」は、コースへの新規のユーザ登録が必要なければ「しない」が安全だが、CSVに未登録ユーザが含まれていなければ「未登録ユーザのみ登録する」でも問題ない。
  5. 「先頭カラムの内容」を確認して設定。
  6. 「私のコースに登録する」をクリック。