6. エディタ

6.2. ルビ(ふりがな)を表記したい

HTMLの記述によるルビの表記

HTMLにはルビを表記する記法(マークアップ)が定義されており、これに従って記述すれば、現代的なルビ対応のブラウザで表示することができます。

ルビ用のマークアップは次のように記述します。まず、ルビを振りたい単語に括弧付きでルビを付けます。以下は一例です。

現代的(げんだいてき)なルビ対応(たいおう)のブラウザで表示(ひょうじ)することができます。

次にHTML編集モードにした上で、ルビを含めた目的の単語を <ruby></ruby> で囲み、ルビそのものを <rt></rt> で囲み、ルビがあるときは表示したくない括弧を <rp></rp> で囲みます。ルビ表示機能のないブラウザではこの括弧が表示されます。

上の例では次のようになります。

<ruby>現代的<rp>(</rp><rt>げんだいてき</rt><rp>)</rp></ruby>なルビ<ruby>対応<rp>(</rp><rt>たいおう</rt><rp>)</rp></ruby>のブラウザで<ruby>表示<rp>(</rp><rt>ひょうじ</rt><rp>)</rp></ruby>することができます。

この結果、次のように表示されます。

現代的げんだいてきなルビ対応たいおうのブラウザで表示ひょうじすることができます。
エディタによるルビマークアップのサポート

上のようにルビのマークアップを手作業で行うのは非常に煩雑ですが、Attoエディタを使用すると、拡張ボタンとして「A(abc)」ボタンがあり、ここからルビ入力支援の機能が利用できます。「エディタを変更したい」もご参照ください。

外部Webサービスの利用

ルビ振りひらがな変換」という便利なサービスが公開されています。ふりがななしの通常の日本語文章を入力すると、自動的に漢字の読みを生成してルビを付けてくれます。一例として

漢字かな交じりの日本語文章にふりがな(ルビ)をつけるツールです。

と入力し、「小学3年生向け」の設定で変換すると、

漢字かんじかな交じりの日本語文章ぶんしょうにふりがな(ルビ)をつけるツールです。

と出力が得られます。さらにこれをMoodle内にもコピー&ペーストすることができます。ルビを振る漢字の難易度は対象の学年等により選択できます。

ふりがな振りツール」も同様のサービスですが、漢字とカタカナのすべてにルビを振ります。

いずれも読みの生成が間違っている可能性があるので、必ず目視でよくチェックしてください。