岡山大学Moodle FAQ
基本的な事項、よくいただく質問などをまとめています。目次にひととおりお目通しください。
7. コース内コンテンツの利用
7.10. モジュールの利用を特定の条件下のみに制限したい
どの活動モジュールも、「設定を編集する」画面に「利用制限」のセクションがあり、ここで、モジュールを利用可能とするための種々の条件を設定できます。セクションにも「利用制限」をすることができますので、これもあわせてご活用ください。
設定できる条件
現時点で設定できる条件は以下のとおりです。コースの設定によっては利用できないものもあります。将来的には他の条件が追加されるかもしれません。
- 活動完了: そのコース内の他のモジュールの活動を完了したかどうか。
- 日付: 特定の日時より前か後か。
- 評点: 特定の活動またはコース全体の評点が特定の範囲内か。
- グループ: 学生が特定のグループまたは何らかのグループに所属しているかどうか。
- グルーピング: 学生が特定のグルーピング内のいずれかのグループに所属しているかどうか。
- ユーザプロファイル: ユーザ情報(学生番号、氏名、学部、学科等)が特定の文字列と一致するかどうか。
- 制限セット: 各条件のANDやORの組み合わせ(入れ子も可能)。
利用制限理由の表示・非表示
デフォルトでは、条件を満たさないためにそのモジュールが利用できない場合、学生にはモジュールのタイトル、(オプションで設定されていれば)説明文、利用できない理由がコースに表示されます。「テキストおよびメディア領域」(旧「ラベル」)の場合は全文が薄く表示されますので、利用制限した意味はなくなります。
利用できないときにタイトルと理由を表示したくない場合は、条件の前に「目玉」アイコン(👁)がありますので、これをクリックして斜線の入った状態(「非表示」)としてください。この設定では「テキストおよびメディア領域」の場合も全文が非表示となります。AND条件やOR条件の組合せにより、どこに「目玉」アイコンがあるかは変わります。
利用終了日時を設定する場合の注意
小テストや課題に提出期限を設けることは一般的ですが、その代替あるいは補強として「利用制限」によって利用の終了日時を設けることは基本的にはお勧めしません。自分の解答内容、提出物、評点などを確認することは、授業の復習として重要であると考えられますが、利用制限をしてしまうとそれらが一切確認できなくなるためです。
コンテンツのライセンス契約等の何らかの避けられない事情で、どうしても一定の日時以降の「利用制限」をする必要がある場合は、以下の点にご注意ください。
学生は、そのモジュールが利用できる限り、利用の条件が表示されませんので、利用できなくなる条件を知る手段がありません。特定の日時以降に利用できなくするように設定する場合は、学生にそのことを確実に伝えてください。さらに、「小テスト」や「課題」の終了日時よりも、必ず後に設定してください。そうしないと、小テストでは、デフォルトでは終了時刻に自動提出されるはずが、利用制限にかかって自動提出に失敗します。課題では、時間ぎりぎりに提出した場合の挙動が検証できていないので、何らかの不具合が発生するおそれがあります。