岡山大学Moodle FAQ
基本的な事項、よくいただく質問などをまとめています。目次にひととおりお目通しください。
7. コース内コンテンツの利用
7.15. コースの完了を確認できるようにしたい
「コース完了」機能を使うことにより、コースの各活動を一定の条件でクリアすることで、コースを完了したと認定して、通知および表示をすることができます。
Moodle上で完結するような研修用のコースなどでコースの修了を認定するのに使うことができます。通常の授業では評定結果を学務情報システムに登録したものが正式な成績となりますので、「コース完了」機能を併用する場合は正式な成績との整合に注意してください。
準備と設定
まず、コースの「完了トラッキング」を有効にしておく必要があります。(2021年度以降デフォルトで有効。「学生による学修の進捗を確認したい」を参照してください)
次に、コースページ上部の「さらに」→「コース完了」により、「コースを完了した」と認定する条件を定義してください。(「デフォルト活動完了」と「活動完了バルク編集」は、モジュールの活動完了の設定を一斉に行うためのものです)
利用できるのは以下の条件で、選択した条件の全部またはいずれかです。
- コース内の各活動の「完了」(指定した活動のすべてかいずれかかのみ)
- 他のコースの「完了」(指定したコースのすべてかいずれかかのみ)
- 一定の日付以降
- 一定以上の登録期間
- 学生の登録解除後
- 一定以上の評点
- 自分または教師などによる手動完了
教師による確認
設定ができていれば、コースページ上部の「レポート」→「コース完了」のページによって、各学生の条件の達成状況とコース完了状況の一覧が得られます。ダウンロードも可能です。
なお、完了の条件を達成しても、その場で「コース完了」と判断されるわけではなく、一定時間ごとのバッチ処理によって完了の条件が計算されます。数分程度の遅延を見込んでください。
学生による確認
コースを完了すると、学生には「コース完了」が通知されます。通知メールは岡大Moodleを差出人として次のような文面で送付されます。
おめでとうございます! あなたはコース ○○○○ を完了しました。
通知方法はページ最上部右側ユーザメニュー(イニシャルまたは顔写真アイコン)→「プレファレンス」→「通知プレファレンス」のページで、「コース完了」欄により変更でき、メールのほかMoodle画面上の通知も利用できます。
学生が自身のコース完了状況を見ることができるようにするには、教師がコースに「コース完了ステータス」のブロックを追加してください。コース完了の条件を満たしたあと数分程度待機してから再表示させると、ステータス表示が「完了」となります。
「完了」したコースは、コースの終了日を過ぎていなくても、ダッシュボード等の「コース概要」(Course overview)では「過去」のコースとして扱われます。また、活動の完了が100%に達していなくても、コース概要において100%と表示されます。
注意
学生がコースで何らかの操作を行ったことで完了条件を満たした場合だけでなく、教師がコース完了の条件を修正するなどして完了条件を満たした場合も学生に通知が行われます。特に後者の場合、自分が何もしていないのに勝手に完了したというのは、他人によって何か不正な操作を行われたのではないかと心配をすることがありますので、事前・事後に適切なアナウンスを行うようにしてください。