4. 画像

4.1. 画像を含むPowerPointファイルを圧縮したい

ページ数がそれほど多くなく音声や動画を含んでいないのに、PowerPointファイルが数十MBものサイズになってしまうとすれば、含まれている画像の解像度が高すぎるか、無圧縮や無劣化(可逆)圧縮をしていることが原因と考えられます。

PowerPoint作成時の工夫

PowerPointファイル作成時に外部の画像を貼りつける前に、その画像自体の解像度・保存形式・圧縮の程度に気をつけて、利用方法や目的に合致した必要最小限のファイルサイズにしておくのが最も効果があります。

PowerPoint標準機能による画像圧縮

個々の画像ファイルを調整する手間をかける余裕がなかったり、作成済のPowerPointファイルのサイズが気になる場合は、次のようにPowerPointの機能を用いて画像をある程度圧縮することができます。画像の保存形式までは変換しないので、圧縮の程度には限度があります。

  1. PowerPointでファイルを開き、適当な画像をクリックしてから、「図の形式」メニューを開いて「調整」セクションにある「図の圧縮」ダイアログを開きます。
  2. 「圧縮オプション」で「この画像だけに適用する」のチェックをはずし、「図のトリミング部分を削除する」をチェックします。
  3. 「解像度」として「Web (150 ppi)」または「電子メール用 (96 ppi)」を選びます。普通にスクリーンに投影したりPCのモニタで閲覧するだけなら後者で十分と思われます。
  4. 「OK」とすると圧縮が実施されますので、完了したらファイルを保存します。
外部Webサービス

PowerPointファイルを圧縮する無償のWebサービスがいくつかあります。

wecompressは、JPEG、PNG、TIFF形式の画像ファイルや、PDF、PowerPoint、Word、Excel中の画像を圧縮するサービスです。画像の解像度をかなり下げるようです。画像の保存形式も変換されるので、元の保存形式によっては大幅に圧縮されます。Web版ではファイルサイズ制限があり時間もかかりますが、有償のデスクトップアプリもあるようです。