岡山大学Moodle FAQ
基本的な事項、よくいただく質問などをまとめています。目次にひととおりお目通しください。
5. コース参加者管理
5.1. 学生等をコースに登録したい
ユーザがコースを利用するためには、そのユーザをコースに登録する必要があります。複数の登録方法で登録することも可能で、そのいずれかが有効であればコースが利用できます。
連携による登録
学務情報システムに登録されている授業科目と連携して登録されたコースでは、学生の履修登録や担当教員の登録(いずれも23:00ごろ締め)の翌日にコースが利用可能になります。
前々年度およびそれ以前の授業科目については、学務情報システムとの連携が停止する設定となっているため、「連携による登録」はすべて一次停止のステータスとなります。「過年度のコースに入れなくなった」と「参加者一覧表のステータスについて知りたい」もご参照ください。
手動登録
学生等を緊急に登録する必要がある場合や、学務情報システムと連携していないコースに登録するには、「教師」権限のあるユーザにより次のように手動登録をすることができます。
- コースページ上部の「参加者」により「登録済みユーザ」のページを開く。
- 「ユーザを登録する」ボタンにより開いたダイアログボックス内のロールが適切か確認する。
- デフォルトでは「学生」ロールになっています。
- 「教師」等のロールで登録する場合は、適宜変更してください。
- 該当ユーザを検索して登録。
- ユーザの検索には、「名 姓」(半角スペース)、「姓名」(スペースなし)、「姓 名」(半角スペース)、「姓 名」(全角スペース)、学生番号、教職員個人番号、システムID等が利用できます。
- 同姓同名のユーザや、同一人物で複数のアカウントをもっているケースも少なくありません。検索により複数のユーザが表示された場合は、必ず、学生番号、個人番号、システムIDにより、目的のユーザに絞り込んでください。
- 注意: 既に何らかのロールで手動登録済のユーザは検索できません。参加者一覧表から、ロールの追加・変更をしてください。
注意: 教師以外のロールで手動登録したユーザは、パーミッションを特に設定しない限り自身でコースから登録解除することができません。手動登録するユーザには、そのコースの目的が何で何のためにそのコースに登録するのか、登録がなぜ必須であるのか、コースがいつまで存続するのかを、必ず説明して理解を求めてください。授業科目への参加などで明らかである場合はその限りではありません。
バルク登録
多数の学生・教職員を手動登録する必要がある場合は、学生番号・教職員個人番号等を利用して次のように一括して登録をすることができます。(バルク登録されたユーザはシステム内では「手動登録」と扱われます)
- あらかじめ、登録する学生番号等の一覧を次のようなCSVファイルとして用意。
-
number 1234567 01234568 ...
- CSVの各行は1カラム。
- グループ登録を同時にする場合は2カラム。「学生をグループ分けしたい」を参照。
- 先頭行はカラム名。カラム名は何でもよい。
- 先頭カラムの内容は、学生番号、教職員個人番号、ユーザ名(ログイン名。岡大構成員の場合はシステムID)、メールアドレスのいずれか。
- ファイル全体でどれを使うかは一つに固定。
- 学生番号と教職員個人番号の先頭の0はなくてもよい。
- 登録者本人はリストに含めない。下のオプション設定によっては自身の教師権限を失う。
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- コースページ上部の「参加者」→「登録済みユーザ」ドロップダウンメニュー→「バルク登録」を選択。
- 用意したCSVファイルをアップロードする。
- 「手動登録」は「未登録ユーザのみ登録する」か「手動登録以外の既存のユーザも強制的に登録する」のいずれかを目的に応じて設定(前者が安全。後者では既存ユーザのロールもリセットされるため、教師権限を失う可能性がある)。
- 「割り当てるロール」を確認して設定(既に手動登録されているユーザのロールは変化しない)。
- 「先頭カラムの内容」を確認して設定。
- 「私のコースに登録する」をクリック。
多人数の登録で数分以上かかるケースではタイムアウト(Proxy Errorなど)が表示される可能性がありますが、サーバ側での処理は継続され、メール通知オプションをNoにしていなければ完了後にメールで通知されます。(参考: 2024年2月現在、25人につき1秒程度かかるようです)
注意: 教師以外のロールで手動登録したユーザは、パーミッションを特に設定しない限り自身でコースから登録解除することができません。手動登録するユーザには、そのコースの目的が何で何のためにそのコースに登録するのか、登録がなぜ必須であるのか、コースがいつまで存続するのかを、必ず説明して理解を求めてください。授業科目への参加などで明らかである場合はその限りではありません。
自己登録
誰でも、または特定のキーワードを知っている人なら誰でも、自身で登録できるようにすることもできます。
- コースページ上部の「参加者」→「登録済みユーザ」ドロップダウンメニュー→「登録方法」を選択。
- 「自己登録 (学生) 」がグレーになっていたら、目玉アイコンをクリックして使用可能にする。
- 編集(歯車)アイコンをクリックして、自己登録の編集ページを開く。
- (必要なら)登録キーを設定する。
- (必要なら)ウェルカムメッセージの送信設定とメッセージの編集をする。
- 2023年12月以前に作成されたコースでは、デフォルトでウェルカムメッセージが送信される設定になるので注意してください。
- 「変更を保存する」。
「自己登録」は、下部の「登録方法を追加する」により、設定の異なるインスタンスを複数作成することができます。この場合は、それぞれにわかりやすい名前をつけて、ユーザが登録ページでどれを選べばよいか混乱しないようにしてください。
注意: 「デフォルトに割り当てるロール」を変更すると、教師の自己登録も可能になりますが、これはお避けください。万一登録キーが漏れると、誰でも(学外者でさえも)、コースの改変・コンテンツ削除・ユーザプロファイル閲覧が可能になります。
自己登録した学生の自己登録解除
自己登録した「学生」はデフォルトで自身で登録解除をすることができます。一度登録解除してしまうと、評点情報が削除され、再登録しても自動的には回復しません。手動で回復させる方法は、「学生等をコースから登録解除したい」の「登録解除後の再登録」の項目を参照してください。
自身での登録解除を禁止するには、以下のように操作してください。
- コースページ上部の「参加者」→「登録済みユーザ」ドロップダウンメニュー→「パーミッション」を選択。
- 「フィルタ」に「self:unenrolself」と入力。
- 「コースから自分自身を登録解除する」の項目のみが表示されるので、「パーミッションをもつロール」欄の「学生」の右にあるごみ箱アイコンをクリック。
登録解除を許可したい場合は、「パーミッションをもつロール」欄の「+」アイコンにより「学生」を追加してください。「禁止」欄の「+」と間違えないように注意してください。
コースメタリンク
コースメタリンクは、あるコースAの受講者を自動的に別のコースBの受講者とする、ユーザ登録方法です。
コースAの受講者をコースBに参加させるには、コースBにおいて、コースページ上部の「参加者」→「登録済みユーザ」ドロップダウンメニュー→「登録方法」を選択し、下部の「登録方法を追加する」で「コースメタリンク」を選択します。コースメタリンクの設定画面で、「リンクするコース」でコースAの名前を検索してください。
受講者の利便性のため、コースAにはコースBへのリンクを張っておいてもよいかもしれません。