8. リソース型モジュールの利用

8.4. URLモジュールに学生がアクセスすると他のコースの登録エラー画面が出る

URLモジュールは、それ自身のURLを開くと、自動的にリンク先のURLに転送されるという仕組みになっています。

一例として、「コースA」にURLモジュール「リンク1」を設置し、外部URLとして https://www.example.com/ を設定したとします。このURLモジュール自身のURLは、例えば https://moodle.el.okayama-u.ac.jp/mod/url/view.php?id=123456 のようになります。ユーザが「リンク1」をクリックすると、まず https://moodle.el.okayama-u.ac.jp/mod/url/view.php?id=123456 が開き、そのまま https://www.example.com/ に転送されてこれが開くため、ユーザには最終リンク先を直接開いたように見えます。

次に、「コースB」にURLモジュール「リンク2」を設置し、外部URLとして https://moodle.el.okayama-u.ac.jp/mod/url/view.php?id=123456 を設定したとします。

この状態で、教師が「リンク2」をクリックすれば、転送先の https://moodle.el.okayama-u.ac.jp/mod/url/view.php?id=123456 を開き、そしてさらにその先の https://www.example.com/ に自動的に転送されて、最終リンク先を開くことができます。しかし「コースA」に登録されていない「コースB」の学生が「リンク2」をクリックすると、「コースA」のユーザだけがアクセスできる https://moodle.el.okayama-u.ac.jp/mod/url/view.php?id=123456 を開けず、「コースA」ヘの登録画面(自己登録ができなければエラー画面)が表示されることになります。

URLモジュールでは、他のコースのモジュール自身のURL https://moodle.el.okayama-u.ac.jp/mod/url/view.php?id=123456 ではなく、実際の最終リンク先のURL https://www.example.com/ を設定してください。